能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年10月12日金曜日

2012年米大統領戦ウォッチ-その3: バイデンvsライアンTV討論バトル

 
 
バイデン副大統領6vsライアン候補4
 
 
こちらアメリカ1011日の夜、大統領選に向けて、米民主党の現副大統領ジョー・バイデンさんと共和党の副大統領候補のポール・ライアンさんの「TV公開生ガチンコ勝負」が開催。予想通り始まりましたね「オバマ帝国の大逆襲」。今回は副大統領のバイデン氏が攻める攻める攻める攻める…ぃやー面白かったです。火ぃ吹くかと思った。やっぱ目が覚めたみたい。
 
もう…バイデン大統領でいいんじゃね…?と思いました。
 
 
先週のオバマVSロムニーTV公開討論では、オバマさんが残念な結果だったため、どうやら米民主党が本気を出したらしいです。69歳バイデンさんの豊富な経験と知識の前に、42歳ライアンさんはまるでお子様のよう。バイデンさんが火を吹くたびに、ライアンさんはついていくのも必死。あー面白かった。それでもライアンさんはよく持ちこたえてましたけどね。
 
先週モグモグ言ってたオバマさんと打って変わって、今回米民主党バイデンさんは攻撃攻撃攻撃。共和党ライアンさんが不明確な内容や理想論を語ったり、根拠の無いオバマ陣営への非難を始めると、カメラを見つめてまるで「ちょっと…皆さん、この若造…何言ってんですかね…?困ったもんだ…ははは」と言わんばかりにせせら笑ってみせる。苦笑につぐ苦笑。何度もライアンさんの話を遮って横槍を入れる。大変攻撃的です。なんだか老獪なバイデン爺が若いライアン君をオラオラ弄っているように見えてしまった。はははは。実はそんなふうにバイデンさんがあまりにもくだけていて、露骨に「オレ様のほうが上」的な態度だったので、多少世間から反感も買ったらしい…(笑)。もちろんこれは全て先週の自信なさげだったオバマさんを擁護するためのもの。米民主党の強さと自信を示すための大げさなお芝居=心理戦なんです。
 
 
論議の内容は申し分なし。先週、理想論しか語らなかった「オバマ対ロムニー」より内容は数段上。バイデンさんが現在進行形の政府で、具体的に事実のみを述べていたのに対し、ライアンさんは理想論の枠を出ていない様子。私個人的には今回バイデンさんの大勝利だと思う。過去4年間のあまりぱっとしない様子を見て、実はオバマ陣営が何も出来ないんじゃないかと内心心配していたけど、こういう人が中にいるなら捨てたもんじゃない。少なくとも今の米民主党はアメリカをこれからどうしたいのかの「大きな絵」が見えていると思った。(もちろん理想と現実は違うのかもしれないけど…経済は……)
 
一方、極右だと噂の共和党のライアンさんは、もうとにかく中東が怖くて怖くてたまんない様子。怖いから軍の予算を減らすどころか軍そのものを拡張さえしかねない。「まず話し合う前に敵を打つべし」的な思想は危ない危ない。そんな彼に向かってバイデンさんも「君また戦争するの?」と聞く始末。
 
そもそも現在アメリカの経済が大変なことになってる理由の一つは、近年2度の(共和党に率いられた)戦争なのに、ライアンさん側はまた軍事費を増やしかねない様子。それなのに経済を復興させて職を増やして、税金も引き下げるし、高齢者の医療保険はそのままにするし…なんて、どうやってやるのよ。矛盾しすぎ。そんな都合のいい事出来るわけないじゃないの。そこに、バイデンさんや司会が突っ込みを入れても、質問に一切答えること無く独白を続けるライアンさんは、ちと危ないと思うぞ。私はダメだ…この人は。
 
 
とにかく私個人的に今回は民主党バイデン副大統領の勝利。ライアンさんも頑張っていたので、10点満点でバイデン6vsライアン4かな。しかしアメリカの世間はそうは見ていない。討論会直後のCNNでの世論調査では、ライアン48vsバイデン44。誤差プラスマイナス5%でほぼ引き分けらしい。
 
ウーン…何でだろう。ライアンさんが若くてイケメンだからだろうか。やっぱりこの人も長身で縦に長い長方形の顔に黒髪。目の色が薄くて大きな顎のいかにもアメリカウケしそうな政治家的ルックス。今まで迷うことなくエリート人生を送ってきたんだろうな。
 
ライアンさんは極右らしい。もちろん銃も賛成。面白いのは好きなバンドがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(笑)。「私のiPodのプレイリストはAC/DCで始まりレッド・ツェッペリンで終わる」と言ったらしい。なんだ…やかましい音楽聴いてライフル振り回してるような42歳?(←私の想像です)。困りましたね、こんな人に当選されるとアメリカはやばいと思うぞ。
 
 
それにしても討論会を見ていて思ったのは、この政党の違う2人の政治家の方々、いずれも目指す目標は同じだということ。二人とも同じ神様の子供達で、アメリカのためを思って一生懸命なのも同じ。TVの視聴者を前に公開喧嘩をする二人を見て、そんなに国の事を思うのなら、一緒に協力し合ってよりよい国のために頑張ればいいのに…と思ってしまった。
 
現代のアメリカの大きな問題は、2大政党の共和党民主党がお互いに大変嫌いあっていること。政治そのものが政党の競争だけになってしまって、本来の政治が疎かになっている状況は、どこの国も同じ。そもそもは国を想うための政党なんだから、お互いもっと頭を冷やせばいいのに…といつも思う。