能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年1月21日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第3回「蹴散らして前へ」



早速面白くなってきましたっ。
 
西島さーんぁあああああ……目が点……ほぉー…。 先日のあさイチで脱げ脱げと騒いでいたけど脱ぎましたっ! \(^o^) ヤター  
 
…ひゃーこえええええぇ…笑えない……。
 
しかし…若いですね。41歳であんなに引き締められるものなの? 背中ががっちり三角形。カッチカチのギラギラやぞ。すごいなー。普通はもう少し弛むものよ40も過ぎると…。日焼けサロンなんか行ってるのかしら。しかしスタジオでスーツ着てるときには、あんなにモリモリだと思わなかった。脱ぐと全く別人。役柄も男らしい昔気質。ちょん髷にあの身体はたまらんな。眉毛も描いてるから顔も違う。最近の大河の虫一匹殺せないような草食系柳腰侍時代劇に比べると、覚馬は本格マッチョ系日本男児。いい男。珍しいですよね。この俳優さんはこの大河でほんとに売れると思う。大ブレイクじゃない? ご本人のあの可愛い照れ屋の素顔と身体のギャップにキュンとする女性は多いと思う。
 
 
話もとても面白くなってきました。内容はゆっくりと進んでいるみたいだけど、今回3回目でもっと人物が分かるようになってきた。小さなエピソードを積み重ねて、少しずつ人物達が分かってきた。だんだん馴染んできた。
 
八重ちゃんのパパがいい。あの無骨な会津弁の声がすごく素敵。なぜかユーモラスな響き。優しくて温かいお母さんもいい。真っ直ぐで厳しい一本気な覚馬。可愛くて一生懸命な八重ちゃんは、ただお転婆なだけじゃない。常に書物で勉強してる。そして今回、江戸から上品な尚之助がやってきた。
 
殿様と照姫の、口にはせずとも惹かれあってる様子を敏姫が気付く場面もいい。ドラマです。
 
 
今回道場の場面で、若い侍達をいかにも男臭く描いていたのがすごく良かった。江戸時代というのは、今では考えられないくらいの男社会。武術で身体と心を鍛えるのは日常の義務。覚馬の身体ももちろん、全員の真剣な気合がとてもよかった。玉山鉄二さんがちらっと出ていたけど、あの普段優男の俳優さんも険しい顔で全くの別人。あの場面全体の真剣な空気がすごくいい。
 
それから西田敏行さんが会津弁をちょっと話していらした。会津弁はこのドラマで聞くのが初めてなんだけどすごくいい。たしかに泥臭い響きなんだけど女性は温かいし、男性は無骨でちょっと荒っぽい感じがすごく素敵。昔気質で真面目、誠実な会津の気質がそのまま言葉に出てるような響きがいい。
 
全体に少し昭和の時代劇っぽい感じがするのは気のせいか。礼儀や人物の上下関係を描くだけで昔の時代劇っぽい感じがするのは、ここ最近の大河があまりにもふざけていたからだろうと思う。男は強くて威張っていて、女は家のことをやる…みたいな場面を見るとなんだかほっとする。それから人物達が無言で思案する場面が多いのもいい。静かな「間」があると場面が落ち着く。ほんとに今年の大河は細かい演出が凄く丁寧だと思う。
 
 
今回メインに描かれたのは「会津は頑固」。これ尚之助の言葉なんだけど、今回は全編を通してこれが主軸。覚馬が江戸で学んだ「新しいこと」が、保守的な会津には受け入れられない。会津は保守…このことがこれからの話の軸になっていくのでしょう。
 
時代の大きな転換期に、古いものが新しい風に押されてしまうのは歴史上どうしようもないこと。ドラマなどで今までに多く描かれてきたのは「新しい風」の側。ところが今年の大河の前半は、押される側の会津が舞台。だからこそ私にとっては非常に興味深い題材。
 
後世から語る歴史には色んな視点があってもいい。新しい風に押されてしまった「古いもの」には、同時に古きよきもの、美徳…が確かにあったはず。結果や善悪の白黒だけで歴史を語るのではなく、抗えない歴史の激流に飲み込まれながら一生懸命に生きた人々に心を寄せるのもいいと思う。すごく楽しみなドラマになってきた。