能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年3月19日火曜日

NHKスペシャル『ロボット革命・人間を超えられるか』日本人のロボット観


 
こちらでも番組が放送されました。

アシモ君が成長してます。可愛いです。5年ぐらい前に科学未来館で一度見たんだけど、あの頃よりすーっとしなやかに賢くなってます。
 
 
新型ASIMO
Honda News Channel(Honda公式チャンネル)
ホンダに遊びに行きたい…。
 

↓こちらの映像のほうが簡潔 まるで人です


福島の原発事故の後、世界で加速した「使える」人型ロボットの開発。(人の行けない)危険な現場に行って複数の課題を処理できるヒューマノイド=人型ロボットの開発と成果。海外でもマルチタスクをこなす人型ロボットの大規模なプロジェクトが進行中。

海外のロボット、特にアメリカのロボットは軍事目的で開発されたものが多く、外見も怖い。頑丈な四足歩行のロボットなんて首の無い動物みたいで非常に気持ちが悪い。あんなものが目の前に現れたらと思うとゾッとする。そもそも地雷や敵の攻撃の起こりうる現場でも使えるロボットだろうから、外見も自然にハードになってしまうのだろうか。

アメリカは軍事目的。それに比べて日本はコンパニオン、エンターテイメント、または産業目的。それぞれの国の開発者達のロボットに対する概念や目的があまりにも違うので面白いなと思った。日本のロボットのデザインは、日本らしくやっぱり「可愛い」。

ちょっと怖い外見の海外のロボットと比べて、日本から紹介されたのはホンダのアシモ君。ランニング・マシンの上を走るアシモ君の後ろ姿が可愛いです。一生懸命走ってます。たまらなく可愛い。
 

The famous "Asimo" robot commercial for Honda UK.
イギリスのホンダのTVコマーシャル、可愛いです


日本人にとってのロボットの原点はやはり「鉄腕アトム」なんだろうと思う。言葉「ロボット」でまず頭に浮かぶのもおもちゃのロボットだったりする。アシモ君の開発者の方々も「少年の心を持ったままのステキなオジサン達」なんでしょう。どんなに技術が進歩しても、日本人はロボットに「可愛い」や「かっこいい」を望んでしまう。「首無しの四足ロボット」なんて見たくないけど、アシモ君ならうちにも一台欲しい。両方とも同じ機械だけど、ロボットならそりゃ可愛いほうがいい。

「可愛いロボット」に対して起こる感情というのも不思議だ。一生懸命走るアシモ君を見ると、なんだか涙が出そうになるのも理由が分からない。なんとなくかわいそうに思ったりする。単なる機械でしかないロボットに情を感じるのも不思議なものだ。「鉄腕アトム」に始まって、日本人は常にロボットに夢を見続けてきたからだろうか。

番組中、ホンダが開発を進める「災害時に活躍するアシモ君」のCGやイラストが出てきた。やっぱり可愛い。実際の作業には可愛い外見なんて全く必要ないのに、仮定の段階でも可愛いアシモ君を考えてしまうところは、やはり「アシモ」ブランドのホンダだからだろう。しかし実際にあの可愛いアシモ君が危ない現場に送り込まれることになったら、過剰に心配してしまいそう。それも問題だ…。

「鉄腕アトム」から始まった日本独自の「可愛いロボット」文化。将来どんなに実務が優先されたとしても、どこかにこの独特の文化は残していって欲しい。アシモ君はほんとに可愛い。あの小さい頭を撫でて抱っこしてチューしたいくらい可愛い。でも握手をしたら、たまにエラーでボキボキと指の骨を折られるかもしれない…。やっぱりロボットは怖いな(笑)。