能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2016年3月21日月曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第11回「祝言」 3月20日放送



サナダマル11回! 大河が帰ってきたという感じです。

今週は室賀さんの暗殺事件。ウヒャ~…陰惨な事件をタイトル「祝言」などとコントラストを強調して演出。まさか信繁の結婚式が本当だったとは思えないもののこれはいい演出。

祝言が始まって昌幸パパが室賀さんを連れ出した辺りからの緊張感がすごい。結果はわかっているのにやっぱりドキドキ…どうなるんだどうなるんだどうなるんだろう。

海亀は普段はグロ耐性ゼロなんですが、日本の時代劇の刀の斬り合いは平気なのが自分でも不思議。西洋の暴力映画は表現が抑え目でも全然だめなのに、刀の斬り合いは痛みを感じない。子供の頃から時代劇を見ていたから耐性がついているのか。

…なので、今回の室賀さんの事件も映像的にはキツイ表現なのに「本格大河らしいから」の一言で妙に喜んで納得してしまう。最後の暗殺のシーンは大河らしい緊迫感。大きな拍手っ!パチパチパチ

全体の構成は、前半で信繁+梅ちゃんの祝言をめぐるドタバタ、後半で室賀さん暗殺。わかりやすい。前半はテンポがいい。アロマオイルのあたりで笑った。佐助も高畑ママも面白い。


★あらすじ
沼田城を北条に明け渡さない真田に痺れを切らした徳川が真田暗殺を思いつく。室賀が選ばれる。その動きに気付いた真田は、逆に室賀を暗殺することを計画。信繁と梅ちゃんとの祝言の日が実行日に指定された。信繁はそれを知らない。室賀殺害は成功。信繁は悲しい。

●感想
今回も中だるみすることなく45分が過ぎた。面白かった
お兄ちゃんの嫁・こうさんの活躍。(=^o^=)人前でダンスなんてなかなかやるじゃないか。 
室賀さんは気が短いけどいい人なのね。もう最後だとわかっているのにいい人に見えてくる脚本はあざとい。(^_^;)
◎信繁+梅ちゃんの結婚式大作戦
お兄ちゃん「いつから?」「口吸いだろう(照れる)」(笑)
信繁「子が…」
お兄ちゃんびっくり仰天(笑)「やることはやっておるのだな」
信繁
「はいっ!」(大笑)
昌幸パパ「でかしたぞ。人質が増えた」(←おい)
信繁「梅はよい人質になります」(←こらーっパパを喜ばせる為だけにそんなことは言わんでよろしい)
薫ママ「ダメ」
とり婆様「よかったのぉ」
・反応はそれぞれです。反対するママを説得するため、アロマオイル作戦開始。佐助が火でしくじったあたりで大笑い。
・薫ママが信繁へ「お前はなぜ素直に好きだから一緒になりたいと言わぬ。」(←そのとおり!)結局ママはご立腹。
それを昌幸パパがなぐさめる。(高畑さんが嬉しそうだ…(*^_^*)
・きりちゃんのパパ高梨さん「きり、お前は子を宿しておらんのか?」(←笑)
◎梅ちゃん
・梅ちゃんも結構言う時は言う。今回はきりちゃんが可哀想なんだけど、きりちゃんがでしゃばると「彼は私の旦那様だからほっといて!」「きりちゃん今もあの人のことが好きだから…」(←ぉぉ…女のバトル)でも梅ちゃんは正しいですよ…うん。きりちゃんしょうがないよ。
◎祝言+室賀さん暗殺シーン
・この祝言からのシーンの緊張感は最高。とてもよかった。
・出浦さんの刀捌きと頬の返り血。
・追い詰められる室賀さんが哀しい。
・パパと室賀さんが名演。拍手!
・きりちゃんがふらふらやってくるところで「またか」とうんざりするものの、結果的にあの場でのきりちゃんの存在は演出上悪くない。きりちゃんの恐怖の表情で場の陰惨さを表現するのは効果的。娘の前で人を斬る高梨さんも辛い。
・室賀さんが足首の小刀に手を伸ばした直後の出浦さんの映像はいらないかも。室賀さんが小刀に手をかけた所でいきなり手首に手裏剣が刺さり、その後に出浦さんの顔が出た方がいい。
・それにしても室賀さんはあの状況では昌幸パパを殺しても逃げ場がなかろう。真田が室賀さんの暗殺を計画していなくても、パパには常に誰かが付き添っているわけだし、実行すればその場で殺害されるだろう。殺されたら徳川にそそのかされただけで斬られ損。
・ところで真田家の人々は、相手にすぐにネタばらしをしますね。今回は信繁が薫ママにアロマ作戦をネタバレしてしまうし、昌幸パパは室賀さんに「その胸の小刀」なんて図星を指す。先週の上杉景勝さんへの信繁の開き直りもそう。世の中そんなに全部喋ったら上手くいかないこともあるだろうに。


◎今週のきりちゃん問題。
・大根かな…(^_^;)\。なんだかな~このキャラは今回ものすご~く可哀想なんですよ。一緒に泣いてあげたいくらい可哀想だ。それなのに今までの言動のせいなのか、きりちゃんが全然可哀想に思えないのがすごい。大泣きも可哀想に見えない。いろいろと無神経で頭悪そうなところも苦しい。脚本が悪いのか演技が悪いのかもよくわからない。三谷さんがこのキャラで女性の賛同を得ようと思っているのならちょっと違うと思う。女性は(嫌味でなければ)賢い女性の方が好きだと思うんですよ。わがままでも頭のいい娘ならいいと思うんだけど、きりちゃんは馬鹿っぽいのがいけない。
・室賀さんの暗殺の場面をきりちゃんに目撃させるのは(問題があるとはいえ)演出としては悪くない。
問題はその後…脚本です。どうしてあの後、きりちゃんが信繁を呼びにいったのか全く理解不可能。それ以前にまず子供の行動としてリアリティの点でもおかしい。13歳ぐらいの女の子があんな惨事を目撃したら恐怖ですくみあがって動けなくなるはず。たぶん声も無く固まる。しばらくは悲鳴も出ないと思う。自分の父親が目の前で人を惨殺しているんだもの。
・それなのにいきなり別の部屋にバタバタ走っていって人を呼んできて「ひどい」と言って泣き、その場の大人を罵倒している。そんなにいろいろと頭で考えて行動できるのは余裕があるから。実際にはそんな余裕はないはず。あの場面はきりちゃんのウザキャラがどうだという以前に、人の殺害現場を見た子供の反応としておかしい。…もちろん新郎新婦をわざわざ呼びに行くのも酷い話だけど。
…とまた重箱の隅をつつく。ともかくあの場面のきりちゃんのウザさは脚本のせい。まあ全体にきりちゃんにはリアリティがないのが一番の問題なのかも。
◎それにしても室賀さんの最後の名演なのに、こんなにきりちゃんのことをウダウダ書かずにはいられないのも大きな問題だ。やっぱりきりちゃんはいらないということですね。
◎信繁と梅ちゃんが惨劇を目撃した後の無表情がいい。
◎信幸お兄ちゃんの弟を思いやる表情が優しい。お兄ちゃんがどんどん魅力的に見えますね。お兄ちゃんは室賀さんがいないと寂しいな。