能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年8月5日日曜日

Take That - It Only Takes A Minute (1992)



オリンピックだそうですよ…。ほんとかな。



Take That - It Only Takes A Minute (1992)

Album:  Take That and Party 
Released: 31 Dec 1992
℗ This Compilation (P) 2006 SONY

BMG MUSIC ENTERTAINMENT (UK) Limited
 
90年代初期に活躍した、英国のアイドルボーイバンド、Take That。すごくルックスのいい男の子達が集まって、全員が歌えて踊れるという売れるための要素を寄せ集めたようなグループ。私が1995年末にロンドンに移住した後、直ぐに解散してしまったのでその全盛期は見なかったのだけど、解散に伴って出されたベスト盤が売れに売れて、よく友人との会話にも彼らのことが出てきた。この曲が良かったので、つい私もベスト盤を買ってしまった。

当時は単に若い男の子達だと思っていたけれど、実はなんと同世代じゃないの…なんだ…もっと騒げばよかった。その後解散した後は、事前に脱退したRobbie Williams以外の全員が「あの人は今…」状態で消えてしまっていたのだけど、なんと近年再結成をしたのだそうだ。

ついオフィシャルのサイトを覗いてみたら、ここのところヨーロッパツアー中だったたらしくなんとこのツアー去年2011のものでした。オフィシャルのサイトに今も出てるのに。大変申し訳ない)、イギリス国内のスタジアムはもとよりヨーロッパ中で全ての公演がことごとくSold Out。何よりも驚いたのは、あのウェンブリー・スタジアムを連続8日間Sold Outにしたこと。今はもう公演も終わっているのだけど、事前の前売り情報で全て売り切れと知って驚愕した。すげー!!! ウェンブリー・スタジアムって、キャパ9万人ですぜ。8日間連続売り切れだって。どうなってるんだ…。おばちゃん達のお祭りだな…私も参加したかった…。

そんなわけでネットをうろうろしていたら、なんと今回のオリンピックの閉会式にも出場するとの噂(サプライズ演出のため公式ではないらしい)。そりゃーウェンブリー・スタジアム8日間Sold Outですもの。今英国で一番の人気なんでしょう。出世したんだなー…よかったね。これは閉会式が楽しみになってきた。今は全員アラフォーのオヤジグループというのも見所。久しぶりに動いてるのが見れるのが超嬉しい…って本当に出てくれるんだろうか…。

このPVは皆20代半ばでピチピチと活きがいい。彼らの曲は甘いバラード曲が多いのでダンス曲としてはこれが一番。



2012年8月4日土曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第30回「平家納経」


もう無理かなぁ…。

今までいろいろと書いてきたけれど、先週の滋子の巻き毛、それから今週、崇徳上皇がマリリン・マンソンに変わったのを見て何かが落ちた。

制作のスタッフの方々がノリノリなのは分かる。初回から熱意はいろんなことから伝わってきたけど結局若い人向けのセンスなんだろうなぁ。私のような年寄りには全て空回り。熱意が面白味として見れる間はなんとかなったけど、不快になってきたらもう無理。

あとは頼朝君の検討を祈る。




2012年8月3日金曜日

EDX feat. Hadley – Everything (2012)



またいい曲みつけた。


EDX feat. Hadley - Everything (Official Music Video)

Everything
Released: Jul 14, 2012
℗ 2012 Sirup Music GmbH
最後に広告が入ります)

またまたArmada頼り。Armada Music レーベル界隈でYoutubeを探るといろいろ出てくる。トランスなんてジャンルを最近知ったぐらいで目から鱗なんだけど理屈抜きで気持ちいい曲が多い。なんだか、80年代の洋楽っぽいっていうか…雰囲気も柔らかめで普通にポップソングとして聴ける。たしかこういうの、ユーロ圏に前からあった。あまり注意を払わなかったけどロンドンで10年ぐらい前にも「Ibiza Chill Out…云々」などのコンピレーションアルバムが出てたのを覚えてる。このレーベルが売れているのかどうかも知らないけど、いろんな人がいますね。

まずこのけだるい女性ボーカルのHadley Pooleさんは、ニューヨーク出身のアメリカ人。フランスの女優さんみたいだと思ったらアメリカ人だそうだ。でも活躍してるのはロシアも含めた欧州圏らしい。 (このビデオはアメリカのラスベガスのクラブMarqueeらしいので、アメリカでも人気なのかも…)
プロデュースをしたDJEDXさん=本名Maurizio Colellaさんは、イタリア人でスイスが拠点。ビデオの中のDJがたぶん彼。おっさんぽい。それ以外の情報はあまり見つからなかった。

ビデオは頭でっかちのバレーボーイ君(?)が仕事をしながら悶々とクラブで遊ぶ事を考えるストーリー。頭が大きくて車に入らないの(笑)。晴れて開放されると弾けてます。なんだかよく解らんけど、すごくカワイイ。
 

EDX feat. Amba Shepherd - Off The Grid (2019)
EDX - Who Cares (2019)
Charlie Puth - How Long (2017) +EDX's Dubai Skyline Remix
EDX - Blessed (Original Club Mix)(2013)
 

2012年8月2日木曜日

映画『最強のふたり/The Intouchables』:人間の尊厳



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Intouchables2011年)/仏/カラー
112分/監督;Olivier Nakache, Eric Toledano
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いい映画です。


話は、首から下が事故で全身麻痺になったパリの大富豪と、その介護人として雇われたアフリカ系移民の青年が徐々に友情を育むというもの。実に楽しい映画。始終笑いが止まらない。実話を元にしたストーリーだそうだ。


ネタバレ注意


上流階級、白人、社会での成功者のフィリップ。もともとはスポーツを楽しむ活発な中年の紳士。自家用ジェット機を持つような桁外れの大富豪。そんな彼は、体の自由を失った後も全てを思い通りに動かすことが出来る。周りが動いてくれるのだ。だがそんな彼に、生きる喜びを思い出させてくれる取り巻きはいない。自分の身体が自由にならない現実を常に感じるような堅苦しい生活が楽しいわけはない。


一方、フィリップの思いつきで雇われることになったアフリカ系移民の青年ドリス。一見カリスマと自信に溢れるドリスの過去にあるのは、貧しい家庭と犯罪歴。持ち前の頭の良さで生き抜いてきたが、世間からは常に見下げられる存在だ。生まれや階級で人生の全てが決まってしまうヨーロッパの国で、彼のような人物が世間で尊敬を得ることは少ない。


人種の違い。階級の違い。持つ者と持たぬ者。そんな二人がいかにして心を通わせるのか。答えは人の尊厳にあった。


ストリートの青年ドリスが身体の不自由なフィリップにもたらしたのは、人としての誇りと真の友情、そして生きる喜び。夜中にフィリップが緊張による身体の痛みを訴えれば、朝の4時でも車椅子を押して外に連れ出し、新鮮な空気とマリワナを吸わせる。かっこわるい荷台の車を見ると「馬じゃあるまいし」と、超高級スポーツカーにフィリップを抱えて乗り込み、大喜びでドライブに出かける。フィリップが文通をしている女性と一度も話した事が無いと言えば、さっさと携帯から女性に連絡してしまう。そんな型破りで豪快な青年ドリスに、フィリップは大笑いをしながらもう一度生きる喜びを取り戻す。


後日フィリップの友人は彼を諫める「あのアフリカ人の青年には犯罪歴がある。ああいう人物とは係わり合いにならないほうがいい。」そんな友人にフィリップは答える「私に必要なのはドリスの強い力だ。憐れみはいらない。対等で正直で力強く頼りになる彼に何の問題がある。」


大富豪フィリップが何も持たぬストリートの青年ドリスにもたらしたのは信頼と友情、それに人としての誇り。全ての富を持ちながら身体の自由をを失ったフィリップは、ドリスに最初から大きな心で接する。街の反対側からやってきたこの青年は、おそらく社会の中で今までそんな風に扱われたことが無かったのだろうと思う。物を盗んだのに一切咎められない。フィリップが言外にドリスに伝えるのは「君を信頼している。」そんなフィリップとの関係が、荒れた生活を送っていたドリスの心に光をともす。人生を真っ当に生きるための人としての誇りを思い出させる。いつしか二人は本当の友人として信頼しあうようになる。


ここまで真摯に人間の尊厳を真正面から扱った映画もなかなか無いだろうと思う。よく出来たフランス映画にはいつもいろいろと考えさせられる。さすが哲学の国だなと思う。お仕着せの綺麗な話ばかりではない。日本では考えられないほど厳しい階級社会の中で、大富豪と前科有りの青年の友情など普通は考えられない。両極端の違う世界から来た二人、共にいろんなものを無くしたからこそ、二人を結びつけたのは人が生きるために必要な人としての尊厳だった。


ドリスが真夜中に起きて、苦しむフィリップの額に手を置き、自らの決断で彼を外に連れ出す場面は非常に美しい。今までいろんな経験をしてきた彼だからこそ、患者にとって何が必要なのかを咄嗟に理解し行動することが出来たのだろうと思う。まるで彼の心に光がともったかのよう。そこから二人は急速に親しくなる。完全に信頼しあった二人の顔には常に笑顔が絶えない。私達もいつまでも彼らと一緒になって笑ってしまう。

余談だが、アメリカの(主に白人の)批評家の中には、この映画の中のドリスのキャラクターが余りにも人種的なステレオタイプに描かれ過ぎているとしてこの映画を気に入らない人たちがいる。そんな映画を褒めることは、人種問題の観点から無神経であると思っているらしい。しかしそれは大変間違っていると思う。

確かにドリスは、教育も教養も無い。本人もそれを気にするどころか全く意に介さない。だけどいったい誰がこのドリスに魅力を感じないと言うのだろう。ドリスの最大の魅力が、教育や知識などろもろの飾りを取り払ってもなお輝く彼の素晴らしい人柄と、どんな状況でも真実を見極める彼の知性にあることが分からないのだろうかと思う。人種的なステレオタイプを超えてなお輝くドリスの美徳。フィリップがそんなドリスを直ぐに理解したのも、彼が身体の自由を失ったために、人生で何が一番大切なのかが見えるようになったからではないのか。

私が今までに見た映画の中でも、ドリスほど魅力的な人物はめったにいない。教養が無くても、生まれが貧しくても、彼が自分を卑下することは決して無い。なぜなら彼には、人にとって何が大切なのかが誰よりもよく見えているからだ。これほどまでに誇り高く、のびのびと自由で自信に溢れる魅力的なキャラクターを、単に人種のステレオタイプと揶揄する批評家達には、きっとこの映画の本質が見えていないのだろうと思う。


非常に美しい話です。そして始終笑いが止まらないほど可笑しい心温まる話。二人の役者が素晴らしい。異なる人種間や階級間での問題を普段から抱える国だからこそ描ける話。余計な飾りや付属品を全て取り払った人と人との真摯な友情はこんなにも美しい。人の尊厳について、人が生きる意味について深く考えさせられる映画。素晴らしいです。




海外在住=オリンピックの哀しみ



TVがですね、日本の選手を映してくれないんです。それだけです。

昔イギリスにいた時もそう。今のアメリカもそう。当たり前のことだけど、それぞれの国の選手がやっぱり一番なわけです。だから今回のオリンピックもアメリカ人の選手ばっかり、それからアメリカ人の強い競技ばっかり見せられる。ああぁぁ…。


私の好きなのは体操。日本は強いじゃないですか。団体も銀だし、今日のオールラウンドの内村君もだし(おめでとーさすがに今日はよく映っていた)。もっと見たいですよ。だけど見せられるのは、アメリカ人の選手ばかり。まあそれはしょうがないけど。体操の団体予選なんて、アメリカのチームだけを見せて、スゲースゲーって持ち上げて、日本の内村君のミスした鉄棒だけ見せて喜んでるんだもの。まいったわ。でも日本は銀だけど…。ほほほ。もう少しカワイイ加藤君が見たかったわ…。

水泳もそう。松田君200mバタフライで、銅メダルだったじゃないですか。すごいですよ。日本のTVなら、金、銀、銅と全員を称えて紹介するだろうに、ここではそんなの一切無い。フェルプスフェルプスばっかり言ってる。何かの表彰式なんて、アメリカの国旗と1位のアメリカ人の選手の顔だけを映して、2位と3位は完全に無視。ほんとにあきれる。


でももっとイヤなのは、この国、何から何まで商業主義なもんだから、オリンピックでさえ民放のNBC。だからアメリカの選手をちょこっと見せると、すーぐにCMにいっちゃう。そのコマーシャルのほとんどがアメリカ人の選手のイメージビデオばかりなんで、実際の競技や試合を中断してそんなのばかりを見せられるとほんとに頭にくる。

それにアメリカっていう国は、こういうときこそ待ってましたとばかりに国粋主義になっちゃって、なんかっていうとチームアメリカ、チームアメリカばっかり言ってて自分の国の選手にしか興味がない。試合中にアメリカの選手を見せるのは当然だけど、その上にアメリカの選手たちのドキュメンタリーだとか、イメージビデオばっかり何度も同じものを流してる。だから、他の国の選手がTVに映ることなんて殆ど無い。なんなんだそれは。これ国際的なスポーツの祭典じゃないの?

スポーツの祭典っていっても、アメリカにとっては、アメリカのヒーローを称える機会でしかないわけです。金(ゴールド)を取るような外国のすごい選手の演技を見るより、アメリカの「オラが村のヒーロー」が仲間と抱き合って泣いてるのが見たいんですね。あームカつく。あほかと思う。


CMが無かった分、イギリスのBBCのほうがまだまし。BBCはね、日本の体操の選手もよく見せてくれたわ。ほんっとにアメリカなんて、自分達さえ良ければええのよ。もう呆れて物も言えない。実は旦那Aもあきれている。昔はもっとひどかったらしい。

今度のオリンピックは日本に帰ろうかなと真剣に思う。




2012年8月1日水曜日

祝 Spending All My Time PV 解禁!




見てきた。いいですこれ。

もうPerfumeは大人ね。なんだか私、毎回同じ事を言ってますね。

このビデオのPerfumeは本当に大人っぽくてびっくり。曲のレビューで3人の声がとても大人っぽいと書いたのだけど、この映像もとても大人っぽい。

何よりも嬉しいのは、こんな欧米で流行の音をやってるのにPVのスタイルが欧米のそれとは全く正反対なこと。純日本風? なんとなく昭和の香りさえする制服姿。たまんないですね。組み合わせが面白すぎ。センスいいなぁ。西洋のこういうタイプの曲のビデオって肌を出せばなんぼみたいなのが多くてうんざり。アメリカなんてチープでセンス無さ過ぎ。こういうタイプの曲のPVがこんな風に作りこまれたものなら、もう曲が欧米の誰々に似ているなんていうのもどうでもいいですね。Perfumeは曲を聴いて、PVを見て、ダンスを見てやっと作品が完成っていうのも、こういうのを見るとますますそう思う。このPVを見た後では曲が全く違って聴こえる。すごくいい感じ。

このPV1分しかないのでまだTeaser状態ですが、それでも前のPerfumeとずいぶん違っていて面白い。いつも太腿をギリギリまで出して、ハイヒールで踊ってる彼女達が、こんな膝丈のカッチリしたスカートをはいてるのも新鮮だし、白いソックスに黒のエナメルのピンヒールも何故かイケナイ香りがしていい。腕の内側に番号が振ってあったりするのも、なんだか危ない感じ。ちょっと謎めいてミステリアス。いろんなことを想像できて面白い。


それにしても、このカッチリした制服姿の微妙なエロ感はなんなんですかね。まず最初にこのPVを見た印象は「うわエロいな」。あ~ちゃんとのっちが向かい合ってる図も、エナメルのハイヒールを後ろから撮った映像も、上半身ぴっちりの制服も妙にエロい。いままでミニスカートに生脚(風)ばっかりだったからなのかな。抑えた感じがかえって新鮮でドキッとする。面白い。もうすぐ24歳だもんな…大人っぽいのもあたりまえ。いいことです。みんなほんとに綺麗。


もうPerfumeは芸術枠でいいと思う。ほんとに面白いことになってきた。ますます楽しみ。


追記;超能力がテーマらしいですね。ほぉ…。




2012年7月31日火曜日

Earth Wind & Fire - Boogie Wonderland (1979)



1979年名曲シリーズ。
 
Boogie Wonderland – Earth Wind & Fire (1979)

Album:  I Am
Released: Jun 1979
℗ 1979, 1992, 2003, 2004 Sony Music Entertainment Inc.



もうギラギラの衣装といい、全員ステージ上のお祭り騒ぎのノリといいたまりません。たまたま昨日見たフランス映画に出てきたのでついついここにも書いてしまう。

往年のDISCOの名曲ですが、あまり何にも考えずにわいわい踊れそうなノリが幸せ。皆楽しそうだな。いい時代です。この曲が聴こえてきたら皆脚を踏ん張って仁王立ちのままお尻を振って踊るしかない。モーリス・ホワイト隊長の脚の長さに注目。