能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年10月5日金曜日

Down To The Bone - The Zodiac (1999)



Down to the Bone話その6
 


Down To The Bone - The Zodiac

Album: The Urban Grooves - Album II
Released: Jun 29, 1999 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,
 

 
 
2002年に4thアルバム「Crazy Vibes and Things」を発売(これもいいアルバム。残念ながら動画サイトには1曲もあがってなかった)。このアルバムもビルボードTop Contemporary Jazz Albumsチャートで4位。ここでもほぼ同じバンドメンバーが作曲/録音に多数参加。この年のライブも見に行った。

その後、Down To The Boneに変化が訪れる。

この後、暫く音沙汰がなくなった。地元英国よりもアメリカで売れていることで決心したのか、プロジェクトは拠点をアメリカに移す。作曲でも参加しているサックスのPaul ‘shilts’ Weimerさんはアメリカに移住。これで事実上オリジナルのバンドが解散してしまった。

もともとDown To The Boneというのは、Stuart Wadeさんの個人プロジェクトで、固定のバンドの形は無かったのだけど、2000年頃のライブでのバンドメンバーが好きでファンになった私は、そのバンドが解散したとたんに興味を無くしてしまった。その後もDown To The BoneStuart Wadeさんのソロプロジェクトとして、コンスタントにアルバムを発表し続けている。


事実上初期オリジナルのバンドメンバーが解散してから、Down To The Bone のライブは、バンドメンバーが流動的な第2に入る。アメリカでのライブは、オリジナルメンバーのサックスとキーボードだけを残して他は全員アメリカ人のバンドに入れ替え。ところが数年後、オリジナルメンバーの2人も辞めてしまい、動画サイトで調べたら、現在はアメリカ人のみで全く違う質感で演奏している。(ファンがあげた動画は全て最近のもの)

それからまた英国では、アメリカとは別にライブ用の英国人バンドを結成。おそらく若いスタジオミュージシャンをやとってるんだろうと思う。2007年、私が日本に帰国していた時にこの英国バンドがたまたま来日。東京丸の内の「コットンクラブ」でのライブを見に行ったけど、オリジナルメンバーの音とは似ても似つかぬ代物。アレンジや楽器構成まで全然違うものになっていて文字通り「金返せ」状態でびっくりした。でもこれはしょうがないですね。


Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2
Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)---DTTB-3
Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)
 
 
 
 
 
 

2012年10月4日木曜日

Perfume:VOGUE Japan 11月号のお写真


VOGUEの記事の写真、ネット界隈で見ました。普段はあまり見ない厚化粧にハイファッションのPerfumeが面白い。また勝手に感想を書いてしまおう。

これらの写真の、いつもと違うメークを見ると、普段のアイドルの時のPerfumeのメークがいかに美しく似合ってるかということを実感。いつものメークは、白い肌にピンクのチークで、誰が見ても綺麗なお人形みたいにして非常に親しみやすい感じ。彼女達の魅力を最大限に引き出してるメークなんだなと思う。このVOGUEの記事ぐらいメークが濃いと、慣れないせいか妙な違和感。たぶん中途半端な変容だからかも。

かしゆかさんが一番モデルっぽい。あの顔の小ささに長い首、ぱっつん前髪とさらさらロングがすごくモデルっぽい。人形っぽいのがモデルっぽいのか…。(3人と一緒の写真の)長袖のゴールドの衣装で、体は前かがみに横を向いて座って顔だけこちらを見てるのがステキ。黒い衣装は露出が多いからなんだろうけど、びっくりするぐらい大人。

あ~ちゃんはもっともっと変われると思うぞ。髪形がいつもと変わらなかったからかな。あんまり変わった感じがしない。衣装だけ派手な感じ。もっと髪の毛をぐるぐる巻きに倍くらい大きくしてゴテゴテギラギラの衣装でも似合うと思う。彼女はもっと派手にしても大丈夫。彼女は最近表情がかっこいい。3人で写ってる写真の派手な花柄の衣装が一番似合う。ドッカーンと派手大迫力ゴージャスなあ~様をいつか見てみたい。似合うと思う。

のっちさんはね、3人で写ってる写真の肌を出したのがいい。変な形の服なんで胸から下は疑問なんだけど、胸から上のアップだとす~っごく綺麗。花のネックレスも髪の花もゴールドに青い花の服の色合いも似合う。ボーっと左下を見る表情もすごくいい。これくらい肌を出してもいけるんだな。青シャツのコチコチな表情はちょっとツボ。

Perfumeさんたちはただただモデルをやっていらして、ちょっと硬い表情なのがいつもと違って面白い。こういうのもいける。もっとやって欲しい。ただVOGUEのスタイリストの方には、もっとガンガンに妙な事に挑戦して欲しかった気もする。せっかくVOGUEなんだから、もっと「え、これ誰?」ぐらい変えてアートすると面白いと思う。それぐらいのことはPerfumeなら簡単に出来るはず。次回に期待…。


 

Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)



Down to the Bone話その5

 

Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)

Album:  Spread the Word - Album III
Released: Nov 14, 2000 ℗ 2001 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,


 

2000年に3rdアルバム「Spread the Word: Album III」をリリース。この頃、たぶん第1Down To The Boneライブバンドの黄金期。Stuart Wadeさんを作曲のコアに据え、ほぼメンバーが固定したバンドがライブで演奏。何度も国内やアメリカでライブを行って、バンドメンバーとStuartさんがイイカンジになっていたのだろうと思う。このアルバムでは作曲や録音にもライブのバンドメンバーが参加。打ち込みを残しながらもその割合が減って、代わりに生の演奏が多く録音されている。米ビルボードのTop Contemporary Jazz Albumsチャートでは6位を記録。

このアルバムは現在アメリカで廃盤で、中古でしか手に入らないのだけど、このアルバムの米All Music Guideでの解説には「… acid jazz, jazz, pop, retro soul, modern R&B, and (dare we discern) a little disco?」などと書いてあって内容もいろいろ。

このCDは残念ながら現在廃盤。動画サイトにもほとんどあがっていない。他のいい曲が紹介できないので残念。全曲捨て曲無しの傑作だと思う。初期4枚のアルバムCDは現在アマゾンでも在庫を売ったらおしまいっぽい。たぶんもう廃盤扱いなんだろう。iTunesではまだ健在。アメリカでも日本でも購入可能。


日:http://itunes.apple.com/jp/artist/down-to-the-bone/id417709
英:http://itunes.apple.com/gb/artist/down-to-the-bone/id417709


Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2
Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)---DTTB-3


2012年10月3日水曜日

Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999)



Down to the Bone話その4


Down To The Bone - Long Way From Brooklyn  (1999)

Album: The Urban Grooves - Album II
Released: Jun 29, 1999 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,

2枚目のアルバムは「The Urban Grooves: Album II (1999)」。これも米ビルボードのTop Contemporary Jazz Albumsチャートで9位を記録。このアルバムを出す前(だと思う)Chris Morgansさんがプロジェクトから脱退。以降Down To The BoneStuart Wadeさんのワンマン作曲プロジェクトになってしまう。



Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2
Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)---DTTB-3
Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)

2012年10月2日火曜日

Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)



Down to the Bone話その3


 
Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)

Album: From Manhattan to Staten
Released: Oct 28, 1997 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,
 
 
 
さてDown To The Boneの初期の話を。

初期の2人のメンバー、Stuart WadeさんとChris Morgansさんがまずスタジオで作曲。打ち込んだ楽曲にロンドンの若いジャズミュージシャン(サックスやギター)達の生演奏を被せて録音。それが1997年の1stアルバム「From Manhattan To Staten」。このアルバムが英国ではまあまあだったのに、アメリカでヒット。1998年のビルボードTop Contemporary Jazz Albumsチャートで2位を記録。まず人気が出たのはアメリカだった。
 
アルバムが売れたので、バンドを結成して米英ともにライブを開始。もともとプロデューサーのプロジェクトなのでバンドは存在しない。そこで雇われたのはロンドンのジャズ界隈で実力のある30代のスタジオミュージシャン達。私は最初の頃のバンドを知らないのだけど、2nd 3rd (2000)アルバムを出す頃までにコアなメンバーがほぼ固定する。もともとオリジナルの曲では打ち込みのベースとドラム、パーカッション等も、ステージでは上手いミュージシャンを雇ってフルのバンドの形でのライブ。プロデューサー/作曲家はDJを一切やらない。

2012年10月1日月曜日

Down To The Bone - Muesli Brown (1997)



Down to the Bone話その2

 
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)

Album: From Manhattan to Staten
Released: Oct 28, 1997 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,
 

 
さてDown To The Bone。まずこのプロジェクトの成り立ちから簡単に。
 
元々はイギリスのプロデューサーStuart WadeさんがChris Morgansさんといっしょに1996年に結成したアシッドジャズ(スムースジャズ)の作曲プロジェクト。楽曲は「ジャズとソウルのフュージョン」「歌無しのバリーホワイト」「ジャズ、フュージョン、ファンク、トリップホップの混ぜ合わせ」(米All Music Guideによる)だそうで、ともかく70年代までのオーガニックな黒人音楽の美味しいところを全部取り入れて、それを90年代半ばの英ダンスミュージックの部品で味付けしたような音。作曲でかなりの割合(殆どのドラムとベース、パーカッション)を打ち込みに頼っているので、DJ打ち込みのダンスミュージックに近いのかも。

理論にあまり詳しくないんで、アシッドジャズの定義もよく分からないんだけど、とりあえず極度に黒っぽいクラブミュージックみたいな感じでよく踊れます。サンプリングが多くてフレーズのリピートが多いのもそれっぽい。



Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2

Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)



2012年9月30日日曜日

Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)



Down to the Bone話-その1

1996年結成のイギリスのアシッドジャズ・プロジェクト「Down To The Bone」。このプロジェクトの初期3枚のアルバムで、私の音楽の趣味が全く変わってしまったのでそのことを書こうと思う。まずはファーストアルバムのの1曲目「Staten Island Groove」から。



Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)

Album: From Manhattan to Staten
Released: Oct 28, 1997 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,


 
最初に出会ったのは2001年のロンドン。ライブの当日、情報誌の記事をたまたま見て見に行ったら「わっ、かっこいい」とそのままはまる。場所はカムデンのライブハウスJazz Café。たまたま1日目に見て、そのまま連日4日間ライブに通った。4夜見てそのままドップリ漬かってすっかり大ファン。連続4日毎晩3時間踊りっぱなし。それから年12回、同じJazz Caféで行われる彼らの4日連続ライブに毎回通った。たぶんロンドンでの一番の収穫。この手の音楽に出会うきっかけになってくれたこのバンド/プロジェクトに本当に感謝してます。

前々からこのバンドの事を書きたくてうずうずしていたのだけど、大好きなだけになかなか上手く言葉に出来ない。ファンがあげたCD音源が動画サイトにもいくつかあるのだけど、オフィシャルじゃないのでいつ消えるかも分からない。消える前になんとか書かなくては…。やっと重い腰を上げてみようかなと思い立った。

Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2
Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)